雁皮仙翁 ーガンピセンノウー

2024年06月13日

                   ナデシコ科 センノウ属

初夏に目の覚めるような朱色

仙翁にはいろいろな仲間がいます

松本仙翁(マツモトセンノウ)、節黒仙翁(フシグロセンノウ)などです

花びらの形が違ったりお花の色が違ったりしています

庭に咲いているのは雁皮仙翁(写真左)と松本仙翁(写真下)です

母が好きなお花のひとつで、子供の頃から親しんできました

梅雨時になるとこの鮮やかなお花が咲いて、気持ちを上げてくれたことを覚えています

茶花にも好まれて、薄暗い茶室でもこの花色が映えます

鎌倉時代末から室町時代の初頭に中国から渡来した多年草です

室町時代、七夕の頃には仙翁の切り花が贈り物として使われたとのこと。素敵ですね・・・

七夕を仙節(仙翁花の節)とも呼んだとか

古い「花伝書」には~七夕の花は仙翁と桔梗~記されているとのことです

お花ひとつから様々なことを学びます!(^^)!