晩秋の味噌作り

2025年11月14日

自宅から車で10分ほどのところに、寺家ふるさと村という横浜市の施設があります

東京の町田市と川崎市に隣接しています。周辺は市民の森に指定されており、雑木林に囲まれ水田や畑、水路や畦道が残されています

貴重なのはそこには、生活されている農家の方々はじめ、住民の皆さんの暮らしがあることです

地元で育った主人は、いつもふるさと村を訪れると、子供のころのままの風景に「このあたりで同級生と遊んだものだ」と目を細めます

今日は、そのふるさと村の「四季の家」で味噌作りをしてきました。以前から気になっていたこの大人気のお教室に参加して10キロのお味噌を樽詰めして帰ってきました

有機減農薬の青森県産の「オオスズ」大豆、京都丹後産コシヒカリ使用の「花麹」、塩はうまみの強い岩塩をご用意くださっていました

私にとって味噌作りはとても大切な季節の作業です

というのも実家の両親が生前、毎年寒くなると田舎から大豆と麹を取り寄せて、味噌作りの準備を始めていました

父が80歳を過ぎた頃には、母も力が弱くなり、一人での作業が大変になったこともあり、手伝ってほしいと声をかけられるようになりました

今になると、父との味噌作りの時間は、風の冷たさや斜めに指す冬の日差しのぬくもりと共に、大切な思い出のひとつです

今年から私も味噌作りを始めたことで、大好きな両親の暮らしに近づけるような気がして、熟成していく味噌のことを思いながら、心温かくなっています

紅葉も盛り

今年の秋、横浜あたりは曇りや雨の日が多くて、今日のような真っ青な空で、お昼間の気温が高いというようなお天気は少なかった気がします

今日はまさしく「小春日和」

体の奥深くから深呼吸をしました。

あんなにも気温が高い夏を過ごした木々たちなのに・・・

いつもよりきれいな紅葉を見せてくれています

ありがたいですね。本当に幸せな秋の一日です


我が家の夏椿の紅葉も西日に嬉しそうに輝いています